microCMSには“働くって楽しい”と思わせてくれる環境がある
「the Voice」は、人事担当・中谷祐介が、microCMSで働くメンバーにスポットをあてて、人となりや働き方、プロダクトに対する思いなどをくわしく紹介する連載企画です。
栄えある1人目は、2023年9月入社の宇都宮気伸さんが登場。自身の生まれ故郷である長野で暮らしながら、開発本部ストリームアラインドチームのリーダーを務め、microCMSの新機能開発に携わっています。
「生活の延長線に仕事があると考えている」と語る宇都宮さん。自然豊かな長野で暮らしながら、日々どのように仕事やmicroCMSのメンバーと向き合っているのか、そして今後どんなエンジニアへと成長していきたいと考えているのか、ざっくばらんに語っていただきました。ぜひご一読ください!
自分の殻を破り、チャレンジングなことができるスタートアップで働きたかった
――まずは宇都宮さんがmicroCMSへ入社されるまでの経緯を教えてください。
宇都宮:
大学院卒業後、メーカー系企業の子会社に入社し、コンシューマー向けのWebサービスのフロントエンド開発をしていました。
その後、フロントエンド以外の分野の実務経験を積みたいと考え、Web開発を専門とする企業へ転職したんです。でも、次第にもっと多くの人に使ってもらえるプロダクトの開発に関わりたいと思うようになって、2023年9月にmicroCMSに入社しました。
――正直、多くの人に使ってもらえるプロダクトを開発している企業って他にもあると思うのですが……どうしてmicroCMSに入社しようって思ったんですか?
宇都宮:
もともと僕自身がmicroCMSのユーザーだったのも決め手のひとつです。それだけでなく、自分の殻を破れるような、チャレンジングなことができるスタートアップで、力をつけていきたかったというのも入社を決めた大きな理由ですね。
過去勤めていた会社では、意思決定が遅くて、一つの機能をリリースするのに半年くらいかかることもありました。それに、競合他社が作った機能を自分たちも作ろうとするなど、お客さん目線ではない開発スタイルも気になっていて……。それだったら「小規模な企業でもいいから自由にチャレンジできる環境に身を移したい」と思い、たどり着いた先がmicroCMSだったんです。
あと、これまで自分のエンジニアとしての仕事は「作って、納品して、終わり」という仕事ばかりやっていたので、僕自身が導入開発の手段やプラットフォーム作りに携わりたい、という思いもあったんですよね。
――入社後、社内の雰囲気やイメージにギャップを感じることはありましたか?
宇都宮:
実は入社してからはじめて触れる技術や言語もあったんで、入社直後はちょっと不安だったんです。「社員一人ひとりがすごくデキる人たちで、一人でどんどん開発を進めてしまう方々なのかな」って思っていましたし。だから、入社してすぐは「お手並み拝見」という感じで先輩に仕事の様子を見られるのかな、とドキドキしていたんです(笑)。
でも、実際はそんなことはなくて、先輩・後輩関係なくみんなで教え合って、助け合っていて、質問しやすい雰囲気があって。分からないことを聞くと、誰かが答えてくれるから、そんな不安はどこかにいっちゃいましたね(笑)。
あと、自分たちがやってきたことをすべてドキュメントに残す文化があるのも良いなと思っています。分からないことがあっても、ドキュメントを検索すればだいたい解決方法が出てきます。人に相談しやすい環境があるだけでなく、ある程度自分のペースで解決できる仕組みがあるのもありがたいです。いきなり人に相談するのは緊張してしまうという人も、安心して仕事できるんじゃないかなと思います。
これまでのエンジニアが積み上げたものを崩さず、いかに新たな機能を作るか
――宇都宮さんが、いま携わっている業務について教えてください。
宇都宮:
現在は、プロダクトの新しい機能を主に作っていくストリームアラインドチームで、フロントエンド・バックエンドを問わずに開発を行っています。
▼ 開発チームに関する参考記事
――業務の中で最もやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
宇都宮:
僕たちの仕事は新しい機能を作ることが仕事です。ただ、プロダクトの機能すべてが自分で作ったものというわけではなく、これまでのエンジニアさんが積み上げていったものもあります。
新しい機能を作るときは、そういった積み上げられたものを崩さないように手を入れなければならないんです。でも、これが結構大変で……。崩さないようにするということは、崩れていないかどうかチェックする工程が欠かせませんからね。だからこそ、リリースまでこぎつけられた瞬間は、一番やりがいが感じられる瞬間です。
ただ、その工程を毎回人がやっていたら大変なので、私たちで作った機械的に確認できる仕組みを、今後充実させていきたいと考えています。
――新しい機能をリリースした直後などは、ユーザーさんの声とかも気になったりしますか?
宇都宮:
そうですね。SNSなどでmicroCMSに対する言及があった投稿はチェックするようにしています。実際に使っている人の声やフィードバックはとても嬉しいですし、やりがいにもつながりますからね。
microCMSでは、プロダクトマネージャーやカスタマーサクセスチームがユーザーからのフィードバックを集めて、次に作る新機能についてのタスクを作るんです。そのタスクをもとに僕たちは詳細を詰めて、設計に落とし込んでみて、実現可能かどうか、新機能として組み込めるかどうかを検討していきます。
――宇都宮さんは今年の6月からはチームのリーダーとしての役割も担っています。入社1年足らずでの抜擢となりましたね。
宇都宮:
ありがとうございます!後日「チーム内のミーティングのときにみんなの困りごとに対して発言していたことや、リーダーらしい行動が取れていたことをふまえて、客観的に判断して任命した」とうかがいました。フルリモート環境でも、そういったところまで見てくださっていたのはうれしかったですね。
「仕事って楽しいんだと思えるようになった」自分の好きな場所で暮らしながら働く良さ
――ちなみに、宇都宮さんは現在、長野県在住でフルリモートで働いていますが、その働き方も入社の理由のひとつだそうですね。
宇都宮:
はい。microCMSなら場所に依存することなく働くことができるので、地方に身を置きながら働けるのはかなり大きかったです。
長野は僕の出身地で、大学まで長野で過ごしました。他の県で暮らしたこともありましたが、やっぱり長野が好きだし、親や親戚の近くで暮らしたいという思いもあって、ここで住みながら働きたいと思ったんですよね。
――これまでは一般的な会社員と同じように会社に出社していたと思うのですが、これまでと同じような働き方は考えていなかったんですか?
宇都宮:
全く考えてなかったですね(笑)。僕自身「日々生活すること=仕事ではない」と考えています。仕事が中心の生活ではなく、あくまで生活の延長線上に仕事があると思っているんです。だからこそ、仕事に縛られるような働き方はしたくなかったんですよね。
――microCMSはフレックスタイム制を導入しているので始業時間と終業時間が決まっていませんが、宇都宮さんは平日どんなスケジュールで仕事しているんです。
宇都宮:
だいたい8時45分に出社して、まずSlackとメールを確認してから、システムが正しく動作するかを確認するE2Eテストの結果をチェックします。9時になったところでチームメンバーのタスクをチェックして、問題無さそうであれば、自分の作業へ移行という流れです。
12時になったら在宅ワークをしている妻と一緒にお昼を食べて、その後は15分ほど散歩。13時から再び設計・コーディング作業を行います。そして17時15分ぐらいに退勤する、という感じです。
週1回だけ午後ミーティングを行いますが、メンバーとのコミュニケーションは基本Slackとかで完結しちゃっていますね。
――microCMSで働き始めてから、ご自身の中で何か変化を感じることはありますか。
宇都宮:
自分の好きなタイミングで仕事ができるようになったことが大きな変化ですね。「仕事って辛いことじゃないんだな」「結構楽しいな」と思えるようになって、仕事に対するマインドも変わった気がします。
あと、自宅で仕事をするようになったので、家事も率先してやるようになりましたね。ご飯を作ったり、お風呂掃除をしたり、洗濯したりするくらいですけど、妻は「助かる」と言ってくれています。お互い自宅で働いているので、僕が忙しいときは妻に家事をお願いしますし、逆に妻が忙しいときは僕がフォローするといった感じで分担しています。
現場力をさらに身につけて、エンジニアを助けられる人間へと成長したい
――今後、microCMSでどのように成長していきたいと考えていますか。
宇都宮:
microCMSには頼れるエンジニアの方がたくさんいるので、自分が知らない知識を持っている人から、いろいろなものを吸収していきたいですね。
あとはプロダクトエンジニアのリーダーとして、プロジェクトを回すだけでなく、リリースの品質の担保など現場でしか育むことができない力を成長させていきたいです。そうやって育んだ力でもっとエンジニアのためになる助けをしていく。これが個人的な目標ですね。
――この記事を読んでいる人の中には、宇都宮さんのようなエンジニアへと成長するために、microCMSへの入社を希望している人もいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんにメッセージをお願いします!
宇都宮:
microCMSは、フルリモートなので基本的に一人で作業しますが、チームで働くのがベースになっています。だからこそ、「自分の考えを自分の言葉で考えて、ちゃんと伝えられる人」が求められると思います。
先ほど、やってきたことをドキュメントに残す文化があると話しましたが、ドキュメントは残す以上、読み手のことを考えなければいけません。相手のことをちゃんと気遣いながら、自分の考えを言葉にできる誠実な人であれば、うちの会社のカルチャーにもマッチしやすいと思います。もちろんスキルも重要ですが、そういったマインドを持っている人たちと一緒に仕事ができたら嬉しいです。
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宇都宮さんのように、これまでの経験や実績を生かしつつ、自分の好きな場所で自分らしく生活しながら働きたいと考えているエンジニアの皆さん、microCMSで働いてみませんか?皆さんからのご応募、お待ちしております!